第2回公開シンポジウム

「総力戦体制下の芸術」

開催のお知らせ

2019年4月14日(日)午後1時半〜5時 

於:本願寺聞法会館研修室1(京都市)

(日本音楽学会西日本支部特別例会)


【趣旨】

頻発するテロや排他的な国家主義の台頭が新たな戦争の脅威をもたらす一方で、日常生活にも様々な形で広がる暴力。こうした、言わば「見えない戦争/暴力」については、芸術がしばしばその存在を露わにしてきた。その一方で、プロパガンダなどに明らかなように、芸術は暴力を「見えなくする」ものでもある。では、21世紀を生き延びるにあたって、私たちは「戦争/暴力」と芸術の関係をどのように捉えれば良いのであろうか。

 昨年9月に原爆の図丸木美術館で行われた1回目のシンポジウムでは、「ヒロシマ」や「ベトナム」、あるいは戦争画の評価と受容などの視点から、テーマ全体に関わる様々な問題提起を行った。2回目となる本シンポジウムでは、15年戦争から敗戦を経て戦後復興期に至る過程に焦点を当て、国家や社会が一丸となった「総力戦体制」が美術界・音楽界に与えた影響についてみていきたい。また、戦時期から戦後への継続・断絶の諸相をも視野に入れることで、現在や今後の社会と芸術のあり方を含めた幅広い議論を展開する予定である。    

パネリスト・発表テーマ:

 

1.平瀬礼太(愛知県美術館)

戦時体制と絵画・彫刻 193040年代」

 

2.戸ノ下達也(洋楽文化史研究会) 

193040年代・音楽文化の諸相」

 

3.井口淳子(大阪音楽大学)

「外地、ハルビン、上海から戦後日本の楽壇とバレエ界への連続性」

 

司会/コメンテーター:

柿木伸之(広島市立大学)

 

コーディネーター:

能登原由美(大阪音楽大学)

 

(入場無料・非会員歓迎)


会場(本願寺聞法会館)へのアクセス:

JR京都駅より徒歩20分、

市バス9,2875番、西本願寺前下車

下記の聞法会館のHPに詳細なアクセス情報

http://monbou.jp/html/n1c5.html

 

 

主催:日本音楽学会西日本支部

後援:浄土真宗本願寺派総合研究所